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授業料の不思議な部分
家庭教師や個別指導の授業料の相場を見ていて素朴な疑問があります。小学生の指導料は安く、中学生、高校生と学年が上がるごとにその単価は上昇します。親御さんから一見すると学習させる内容が高度になるのだから当然では?と思われると思います。しかしながら、教える身から言うとこれはとても不思議です。例えばですが、「燃焼」の原理を教えようとします。中学生や高校生なら「ある物質が酸素または酸素を含む物質と激しく化学反応を引き起こすこと。そして、その時に強い熱エネルギーと光エネルギーを発する。」というような内容を言えば理解してくれますが、小学校低学年の子供に教える場合はどうでしょう?成長度に大きく差が出ている段階なので学習の習熟度や経験による差異が非常に大きく出ます。子供に事象を言語で説明することは困難を極めると思いませんか?実際、生徒によって説明方法が変わります。ここは先生の腕の見せ所です。空気中・酸素を追加した状態・二酸化炭素を追加した状態などで実際に物を燃やしてみて燃える条件を見せてその上で理解を促す方法や絵を用いて理解を促す方法など何らかの体験を含んだ学習方法を提案する。また、前提条件として酸素の存在を知っているのであれば、「ここにあるものと酸素とがくっついている反応なんだよ。」と言語的に伝えることもできます。この様に教える内容自体は簡単かもしれませんが、教える方法はむしろ多様化しており高度な技術が要求されます。そういった理由から家庭教師の帝塚山では、学年による授業料の変化はつけないようにしています。
現在は物価の高騰もあり、教材の仕入れ価格が上昇しているので、いずれは授業料への転嫁も必要になると思います。しかし、生徒さんの人生のトータルサポートをするためにご提供するサービスの質は絶対に落としたくありません。値段上昇に見合う能力を身に着けてこれからも生徒さんの良き未来のために努力していく覚悟です。今後ともよろしくお願いします。
現在は物価の高騰もあり、教材の仕入れ価格が上昇しているので、いずれは授業料への転嫁も必要になると思います。しかし、生徒さんの人生のトータルサポートをするためにご提供するサービスの質は絶対に落としたくありません。値段上昇に見合う能力を身に着けてこれからも生徒さんの良き未来のために努力していく覚悟です。今後ともよろしくお願いします。