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私の発達障害(2)
前回はADHDの「大胆」という部分にスポット当てて書かせていただきました。今回はASDの「繊細」という部分にスポットを当ててお話しさせて頂ければと思います。
「高所恐怖症」や「閉所恐怖症」のように「~恐怖症」という言葉を聞かれることが多くあると思います。その原因としてはそこに潜む危険を他人よりも察知しやすい特性に起因しています。例えば「高所恐怖症」というものは変なことでしょうか?私はそう思いません。高い位置から落ちれば怪我を負う可能性や最悪の場合は死ぬ可能性だってあります。その危険性がより理解できるからこそ恐れるのです。ASDの特性はまさにその典型例とも言えると思います。私は「~恐怖症」が非常に多いです。まず、水辺に寄る時はライフジャケットを着用しているかロープで体を固定していない限り寄りません。生徒とフィールドワークを行う際も同じように危険は無いか入念に考えて準備して周りを見ています。それ故に普通に生活している以上に疲れます。この「繊細」を通り越して既に「臆病」と言ってしまって良いほど強烈な特性は生徒指導にも発揮されます。例えば、生徒の希望する受験先の情報をウェブページや資料請求を行って調査し、赤本を予め解いて傾向と対策を分析し、さらに万が一不合格だった場合のフォローをどうするか?ここまでを一貫して考えます。これが臆病さを武器にして戦う方法です。
同時にこの特性は生徒の学習指導時にも発揮されます。私は相手と目を合わせることはできません。しかし、生徒が問題に集中している時に生徒の顔をしっかりと見ることは可能です。よく観察していると表情が曇ったり、手が止まったりと行動のリズムにムラが出てくる部分が見えてきます。その時にその子は何を考えているかを考えます。計算をするために時間が必要なのか?それとも全く分からなくて筆が止まっているのか?それを慎重に判断します。前者だと下手に声をかけると邪魔になってしまいます。逆に後者だと「何かわからないところがあった?」と声掛けをしてあげないと無駄に時間が進んでしまいます。「わからなければ聞けばいいのに」と思われるかもしれませんが、御自身の高校生や大学生時代を思い出してください。先生に質問するのは結構勇気の要ることなんです。「わからないこと=恥ずかしいこと」と思ってしまっている子も中には居ます。そういう子にはこちらからの声掛けが必須なのです。それと適切なタイミングの声掛けは良い意味で緊張を解くタイミングになり、その後の授業がスムーズになります。この様に生徒の様子を観察することも先生の大事な仕事なのです。ASDの特性は完全個別指導でこそ輝きを増します。
「高所恐怖症」や「閉所恐怖症」のように「~恐怖症」という言葉を聞かれることが多くあると思います。その原因としてはそこに潜む危険を他人よりも察知しやすい特性に起因しています。例えば「高所恐怖症」というものは変なことでしょうか?私はそう思いません。高い位置から落ちれば怪我を負う可能性や最悪の場合は死ぬ可能性だってあります。その危険性がより理解できるからこそ恐れるのです。ASDの特性はまさにその典型例とも言えると思います。私は「~恐怖症」が非常に多いです。まず、水辺に寄る時はライフジャケットを着用しているかロープで体を固定していない限り寄りません。生徒とフィールドワークを行う際も同じように危険は無いか入念に考えて準備して周りを見ています。それ故に普通に生活している以上に疲れます。この「繊細」を通り越して既に「臆病」と言ってしまって良いほど強烈な特性は生徒指導にも発揮されます。例えば、生徒の希望する受験先の情報をウェブページや資料請求を行って調査し、赤本を予め解いて傾向と対策を分析し、さらに万が一不合格だった場合のフォローをどうするか?ここまでを一貫して考えます。これが臆病さを武器にして戦う方法です。
同時にこの特性は生徒の学習指導時にも発揮されます。私は相手と目を合わせることはできません。しかし、生徒が問題に集中している時に生徒の顔をしっかりと見ることは可能です。よく観察していると表情が曇ったり、手が止まったりと行動のリズムにムラが出てくる部分が見えてきます。その時にその子は何を考えているかを考えます。計算をするために時間が必要なのか?それとも全く分からなくて筆が止まっているのか?それを慎重に判断します。前者だと下手に声をかけると邪魔になってしまいます。逆に後者だと「何かわからないところがあった?」と声掛けをしてあげないと無駄に時間が進んでしまいます。「わからなければ聞けばいいのに」と思われるかもしれませんが、御自身の高校生や大学生時代を思い出してください。先生に質問するのは結構勇気の要ることなんです。「わからないこと=恥ずかしいこと」と思ってしまっている子も中には居ます。そういう子にはこちらからの声掛けが必須なのです。それと適切なタイミングの声掛けは良い意味で緊張を解くタイミングになり、その後の授業がスムーズになります。この様に生徒の様子を観察することも先生の大事な仕事なのです。ASDの特性は完全個別指導でこそ輝きを増します。