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資格の勉強の意義
「この資格は役に立つ」とか「この資格は役に立たない」というを議論しているのをネット上で拝見します。個人的には、「資格を取ること=一定以上の能力の保証をしてもらうこと」でしかありません。要は品質保証のシールの様なもので取っておけば良いな程度と思っています。その上で、資格の勉強自体はすべきだと思います。特にそう感じるのは、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士の資格でしょうか。FP技能士は「〇級FP技能士」と名乗ることの出来るようになる「名称独占資格」です。FP技能士は国家資格ですが、弁護士や税理士のようにその資格がない場合、特定の業務を行ってはならない「独占業務」がないので、この資格自身を取るメリットは大きくありません。しかし、FP技能士の勉強する内容は、個人資産提案業務(ライフプランニング)・保険関係(生命保険・健康保険等)・税金関係(所得税等)・金融資産関係(投資関連や市場原理)・不動産関係(建蔽率や固定資産の考え方)・相続関係(相続税や贈与税等)の6分野それぞれを一般的な内容として網羅しています。FPの仕事は、顧客の相談に乗ることですが、この顧客を自分自身に置き換えてみましょう。普通に使えます。現在、高校の家庭科で投資の勉強等が始まっていますが、自分の財産をどう運用するか?そして、自分の人生設計をどう考えるか?そういった視点で見たとき、この資格は、資格を取得することよりもその勉強過程に大きな意義が見いだせます。私も勉強していますが、個人的には2級のテキストをオススメします。その理由として、3級だと踏みこんで書かれていない内容も2級だと詳しく書かれています。ただし、個人で利用する場合は、2級から入ってくる法人税等の関係はほとんど無いのでその部分だけ読み飛ばしても良いと思います。実生活の上でいつか必要になる知識を学ぶということにおいて、資格の勉強は役に立ちます。これは資格に限らず、あらゆることに関しても同じだと思います。手品師は他の手品師のネタを見抜きます。同じように、手口を知っておけば詐欺の被害にあう確率を低下させられます。知識は武器であり、同時に盾にもなる最高の道具です。どんな資格でも構いません。取得する必要は無いので、勉強だけしてみてください。違う世界観が見られて面白いです。
私の場合は、FP技能士の勉強を始めたきっかけは、家庭教師としてのモットーである「最も身近に居る他人」として、客観的に生徒の人生設計の手伝いをしたいと思ったので、いつか相談を受ける際にアドバイスを出来るようにと思って勉強しました。しかし、勉強してみて一番役に立ったと実感したのは自分自身でした。「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、本当にその通りだなと思いました。是非、勉強を楽しんでください。
私の場合は、FP技能士の勉強を始めたきっかけは、家庭教師としてのモットーである「最も身近に居る他人」として、客観的に生徒の人生設計の手伝いをしたいと思ったので、いつか相談を受ける際にアドバイスを出来るようにと思って勉強しました。しかし、勉強してみて一番役に立ったと実感したのは自分自身でした。「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、本当にその通りだなと思いました。是非、勉強を楽しんでください。