ブログ
通信制という学び方(高校編)
通信制高等学校(以下、通信制高校という)や通信制大学という言葉を聞く機会が、増えてきていると思います。通信制高校について今回はお話ししたいと思います。いきなりですが、通信制高校の最大の特徴からご説明します。通信制高校には、学年という概念がありません。だからこそ「編入」に違和感がありません。通常の通学制高校であれば、入学時に1年生進級すれば2年生、3年生と学年が上がります。だからこそ何らかの理由で単位を落とした時に「留年」があります。そしてそれは「同じ学年」というグループから離れ、「1つ下の学年」との合流を意味します。こういったことを嫌って高校を中退してしまうことがあります。しかし、先に述べたように通信制高校には学年という概念はありません。それ故に「留年」という概念もなく、また取得済みの授業の単位を別の学校にそのまま持って移動する「編入」という考え方が出来ます。学年というグループに所属しているのではなく、学校という同じ学び舎の仲間として所属するのです。そういった形なので、上下のある縦の付き合い方は希薄で、横の付き合いは広くなります。これが年齢を超えた学びを可能にしているのです。また、通信制高校に通う子の多くは、過去に人間関係に苦労していることも多いです。それ故に、人付き合いにおいて寛容な部分が多く見られます。さらに所属している先生方は、そういった子供たちを世話する達人の集まりです。多種多様な年齢・人種・思想そして苦労を持った人を相手しているので、先生も生徒も多様性に対して寛容です。今日において、不登校という問題が大きく取り上げられるようになりました。不登校になってしまった経緯も様々です。だからこそ、そうなってしまった時には通信制高校という選択肢を見て欲しいです。家庭教師の帝塚山の卒業生のうち大学に進学した生徒は3人居りますが、3人とも通信制高校から大学に進学しています。進学に不利に働くことは一切ありません。通信制高校は十分な教育機関としての役割を持っており、私は進学における選択肢の1つとして考えて頂ければと思っています。
次に通信制高校の課題(レポート)について書かせて頂こうと思います。昔(コロナ禍以前)は、ICT機器の普及率は学校によって大きく異なっており、ある学校は印刷された冊子を利用したアナログ形式を利用しており、また違う学校ではタブレット端末を利用したデジタル方式を利用しているという状況でした。しかし、コロナ禍において通常の通学形式が難しくなり、さらに紙などの物理的な媒体はウィルスが付着してしまう可能性という観点からタブレット端末の普及率が大きく向上した結果、通信制高校の課題についてもデジタル形式に提出が主流になりました。通信制高校の課題は、教科書を読みながら問題に答えたり、空欄を埋める物が主流です。難易度はあまり高くなく、勉強が苦手な子でも関わって行きやすいように工夫されています。さらに、時間による制限が無いので、進みの早い子にとってはすぐに課題を終わらせて自身の時間を有用に活用することも可能です。一方で、課題は自分自身でこなさなければなりません。自分自身で課題に取り組める子にとっては良い選択肢ですが、1人でモチベーションを持続させることが難しい子には苦痛になると思います。そういった時に利用できるのが、通信制高校の中に設けられている「通学制度」や「サポート校」の存在です。通信制なのに通学制ってどういうこと?となると思いますので、単位制の学校あるいは担任付き自習教室のようなイメージを持って頂ければわかりやすいと思います。普通に友達も出来ますし、週1日のみや週3日のみの通学、週5日の通常の学校と同じ日数も選択できるので、本人の心身の負担を減らしつつ進められるのはとても良い点だと思います。サポート校については次の記事でお話しします。
次に通信制高校の課題(レポート)について書かせて頂こうと思います。昔(コロナ禍以前)は、ICT機器の普及率は学校によって大きく異なっており、ある学校は印刷された冊子を利用したアナログ形式を利用しており、また違う学校ではタブレット端末を利用したデジタル方式を利用しているという状況でした。しかし、コロナ禍において通常の通学形式が難しくなり、さらに紙などの物理的な媒体はウィルスが付着してしまう可能性という観点からタブレット端末の普及率が大きく向上した結果、通信制高校の課題についてもデジタル形式に提出が主流になりました。通信制高校の課題は、教科書を読みながら問題に答えたり、空欄を埋める物が主流です。難易度はあまり高くなく、勉強が苦手な子でも関わって行きやすいように工夫されています。さらに、時間による制限が無いので、進みの早い子にとってはすぐに課題を終わらせて自身の時間を有用に活用することも可能です。一方で、課題は自分自身でこなさなければなりません。自分自身で課題に取り組める子にとっては良い選択肢ですが、1人でモチベーションを持続させることが難しい子には苦痛になると思います。そういった時に利用できるのが、通信制高校の中に設けられている「通学制度」や「サポート校」の存在です。通信制なのに通学制ってどういうこと?となると思いますので、単位制の学校あるいは担任付き自習教室のようなイメージを持って頂ければわかりやすいと思います。普通に友達も出来ますし、週1日のみや週3日のみの通学、週5日の通常の学校と同じ日数も選択できるので、本人の心身の負担を減らしつつ進められるのはとても良い点だと思います。サポート校については次の記事でお話しします。