お知らせ
新機材の導入のお知らせ

1つ目にエアドッグX5Dを導入しました。エアドッグという空気清浄機はCM等でご覧になったことがあると思います。これまでは感染症防止のため、中央教室と表側教室の間をビニールカーテンで仕切っておりましたが、エアドッグX5Dを導入したことで撤廃しました。値段は結構しましたが、授業の安全性の確保の観点から導入することにしました。去年から今年にかけてはコロナウィルスに加えてインフルエンザが流行し、本塾でも生徒から「学年(学級)閉鎖になった。」という話を聞いており、今後のことを考えて入れておく方が良いと考えました。エアドッグの特長としては、花粉に加え、ウィルスの拡散を防止する効果も見込まれる点にあります。微細粒子を完全に除去することは難しいですが、何の策も講じないよりもはるかに生徒全体の為になります。特に今年は木村先生による出張実験や長期休み期間中の遊び会等の生徒同士が一緒に来る機会が増加すると予想されます。そういった場合にこの空気清浄機の真価が発揮されると考えます。
2つ目に自動除湿保管庫を導入しました。東洋リビング社製のLD-240CDWSという商品になります。ご存じのように光学機器(カメラ・望遠鏡・顕微鏡等)はカビに弱いです。一度生えてしまうとレンズごと交換する羽目になります。また、外側から庫内が見えるため、生徒に実験器具を直接見てもらうことも可能になります。そうすれば実験器具に興味を持ってもらえますし、実際に出して使用する際も出すのが楽で、より身近に感じてもらえます。実際の経験に勝る勉強はありません。実際に触って、使うことが生徒の探求能力を底上げします。そういった意味でもディスプレイ性の高い本機の導入は意味があると考えます。
3つ目に前回の記事を書いた際に導入のお知らせをした、Canon社製のEOS R6 Mark Ⅱに合わせて、交換レンズ(RF70-200mm F2.8 L IS USM)を導入しました。従来のレンズ(デジタル一眼レフ用)では、被写体の追跡対象として、人間等の「瞳」のみがオートフォーカスの対象でした。しかし、R6 Mark Ⅱは本来それ以外に被写体についても自動検出する能力を有しています。これらを引き出し、より良い実験機会を創出するために導入しました。また、副次的な効果として軽量化しています。子供に触らせるときにデジタル一眼レフは重すぎます。写真慣れしている私でもそう感じるので、写真の駆け出しの子では手に余ります。その点の改良がはかれた点は良かったと思います。
4つ目に同じくCanon社製のフォトプリンター PRO-S1を導入しました。プリンターは印刷方式により、レーザープリンターとインクジェットプリンターに分かれます。レーザープリンターのメリットは高速で大量に印刷できる点と水に濡れても滲みにくい点が挙げられます。デメリットでは大型であり、またトナー(粉末のインクのようなもの)は一体型であるため、インクジェットと異なり、色毎の購入は出来ません。同時に写真の印刷の美しさでは後述するインクジェットに劣ります。こういったことから、レーザープリンターはオフィスや学校、コンビニの印刷機等の書類の印刷に導入されています。今回導入したPRO-S1は染料インクジェットプリンター(写真用)になります。インクの種類としては顔料と染料があります。一般的には顔料は高価で高耐久とされており、プロの写真家が愛用しております。染料は比較的安価で、耐久性は顔料インクに劣るものの、その発色の美しさは顔料を凌駕します。本塾の写真印刷は写真展向けの写真ではなく、プレゼント用に印刷するものなので、光沢があり、発色の良い染料インクの方が合っています。こういった理由から染料インクを採用したアマチュア写真家用の最上位モデルのPRO-S1を購入しました。PRO-S1には兄弟機としてPRO-G1というものもあります。こちらは顔料インクを採用しており、引き締まった写真の現像が出来る点が強いです。また、PRO-S1が先述のようにアマチュア用の最上位機に位置づけられるのに対し、PRO-G1はプロフェッショナル向けの入門機に位置づけられます。この辺りはなかなか興味深いので是非調べて頂ければと思います。